高次脳機能障害とは|放課後等デイサービス ストーリー中庄

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豆知識

高次脳機能障害とは

事故や病気などによる脳の損傷後、怒りっぽくなった、落ち着きがない、すぐに忘れるなどの症状が生じることがあります。これらの症状により、日常生活や社会生活への適応に問題が生じることを高次脳機能障害といいます。
高次脳機能障害は「見えない障害」と言われ、環境が複雑化することで症状にはじめて気づく事が多く、発症・受傷からかなり時間が経過してから気づかれることもあります。

高次脳機能障害の原因

急性脳症(インフルエンザ・水痘など)・脳腫瘍・低酸素脳症(窒息・溺水など)や交通事故による頭部外傷等、脳の損傷により起こります。

高次脳機能障害の症状

高次脳機能障害には以下のような症状があり、多くの場合、様々な症状が複雑に絡み合って出現します。

障害名 具体的症状
記憶障害 覚えられない、すぐに忘れてしまう
注意障害 注意が散漫、集中できない、落ち着きがない
遂行機能障害 計画立てて物事を進められない、段取りが悪い
病識欠如 問題が起こっても自覚がない
半側空間無視 左側または右側に注意が向かない
失語 滑らかに言葉を話せない、聞いて理解できない
失行 道具の使い方がわからない、動作がぎこちない
失認 図形がわからない、漢字が書けない
地誌的障害 良く知っている場所で迷う
依存性・退行 何でもやってもらいたがる
感情コントルール不良 すぐに怒る、すぐに泣く
欲求コントロール低下 食べ終わっても食べ続ける、待てない
固執性 こだわりが強く、気持ちが切り替えられない
意欲・発動性の低下 やる気が出ない、ぼんやりしている
易疲労性 疲れやすい

高次脳機能障害は損傷を受けた脳の部位により、出現する症状は異なります。

子どもの高次脳機能障害の特性

  • 子どもの高次脳機能障害では以下の特徴があり、成人とは異なった視点と支援が必要です。
  • 発達に伴い症状が変化する
  • 発症または受傷時期により、その後の発達に影響する度合いが異なる
  • 検査方法が限られている
  • 就学するまで症状が目立たないことが多い
  • 新たな環境になれるまでの時間的ゆとりがなく、教育環境がめまぐるしく変化する
  • 成人期に達するまでにいくつものライフステージが存在する
  • 発達の頃合いを見ながら、年齢に合った支援が必要
  • 二次障害の予防が不可欠

高次脳機能障害者の支援

高次脳機能障害者の支援では、生活の中で何に困っているのか、どのような時に起こるのか、なぜ起こるのかを見分け、支援を行うことが必要です。多くの場合、様々な症状が複合的に出現し生活上の問題を引き起こしているため、それぞれの特性に応じた支援が必要となります。また、高次脳機能障害は長期にわたり変化が見られるため、その時々に合わせた支援が大切です。 高次脳機能障害者の支援では、ご本人の支援だけでなく、ご家族への支援は医療機関・学校等との連携が不可欠です。当事業所では高次脳機能障害支援拠点機関等とも連携をしながら、医療・福祉・家庭・教育が一体となった支援を行っていきます。

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